「成行注文」とは?
「成行注文」
とは、投資における注文方法のひとつ。
あえて値段を設定せず、相場の成行に任せて(その時の相場価格で)注文する方法
です。
この成行注文は、値段を指定して行う指値注文よりも一般的に
約定が“優先”される
のが特徴。そのため、
「すぐに・確実に買いたい/売りたい」という場合には、この方法がオススメです。
ただし、これには大きな注意点が…。
相場の成行任せのこの方法では、
約定価格が“いくらになるか分からない”
のです!
成行で出した注文は(指値注文より優先されるため)発注と同時に成立することが殆どですが、
注文と約定の間にタイムラグが生じてしまうことも……。
そのタイムラグの間に相場が大きく動くようなことがあると、予定とは全く異なる値で売買が成立してしまうことも起こり得るのです。
相場が一瞬のうちに大幅に跳ね上がる・下落するのは珍しいことではありません。
そのため、生じたタイムラグがほんの僅かな時間だったとしても、
約定価格が想定していた値と大きくズレる恐れは十分にあります。
成行注文は「絶対に買いたい・売りたい」ときには非常に有益ですが、約定価格が不確定だという点には要注意。約定価格が予想とズレるリスクがあるため、
相場の変動が起きやすいタイミング・時間帯においての利用には特に注意が必要です。
「成行注文」のメリットは?
・指値注文よりも約定スピードが早く約定力が高い
・そのときの相場状況を反映させながら取引できる
ただし、上記に挙げたメリットの裏にある「約定価格が不確定」というデメリットには要注意。
成行注文の落とし穴とは?
すぐに・確実に注文を成立させたいときに便利な成行注文。
「絶対に買いだ!」
というタイミングや、
「何としても早めに損切りしなくては!」
というポイントでは、この成行注文がオススメです。
ただし、この方法の“約定するまでは、いくらで売買が成立するか分からない”という点には、十分に気をつけなくてはなりません。
怖いのは“発注から注文成立まで”の僅かな間に相場が大きく動いてしまうこと!
約定スピードの速い成行注文では、注文ボタンを押したときのレートで売買が即成立することが殆どとはいえ、
(注文が混雑していたりネットの接続環境が乱れたりして)
発注と注文成立までの間に“時間差・遅れ”が生じることもあり、
その間に相場が思わぬ方向へ大きく動くようなことがあれば、約定価格が想定と大幅にズレ、損失を生むことさえあるのです。
よって、
重要なイベント(経済指標の発表など)の前後といった、
相場の乱高下が起きやすいタイミングで成行注文を出すのは要注意。
gb6v 取引きの前には、必ずイベントスケジュールの確認をしておきましょう。