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ヨーロッパの中心となるのはロンドン市場

ヨーロッパ市場のなかで、もっとも注目されるのが

ロンドン市場

です。 おもに取引されるのはユーロですが、EUだけで28ヶ国も採用しているので、じつは米ドルよりも取引量は断然多くなるのです。そのため、ロンドン市場での

取引量も、なんと世界市場のほぼ半分

という、とてつもなく大きな規模になるんです! もちろん、相場の動きも、東京やニューヨークの市場とは違った独特のものになります!

ロンドン市場は時間帯ごとにトレーダーが大きく変わる

ロンドン市場は、日本時間の午後5~6時にスタートします。ニューヨーク時間でいうと、午前中にあたる時間帯ですね。 このように、大きな市場の前後にはさまれているため、

時間帯によって参加するトレーダーが大きく変わり、相場の動きもまったく変わってしまう

のも大きな特徴なんです。 特に、

ロンドン市場のオープンととクローズのタイミングには要注意!

たとえば、アジア時間で作ったポジションを崩そうとして、さまざまな仕掛けをしてくるトレーダーがあらわれるんです! そのため、

基本的に値動きが激しくなる

のがロンドン市場の特徴といえます。 流れとしては、スタートしてからしばらくするとだんだん落ち着いていくのですが、やがて

日本時間で午後9時ごろ

になると、今度はニューヨークのトレーダーが参加することで、

ふたたび勢いがさかん

になります。 そこからは、しばらくニューヨークの動き次第でロンドン市場の相場が決まっていく、という流れになるのですが、これがちょうど日本で日付の変わるあたりを前後に、ふたたびヨーロッパのトレーダーが中心となってきます。 この時間帯を、

ロンドン・フィキシング

といいます!

世界市場の流れに影響をあたえるロンドンフィキシング

ロンドン時間の午後4時、つまり日本でいえば冬時間なら午前1時、夏時間なら午前0時となるのが

ロンドン・フィキシング

です。 これはいったい何を指しているのかというと、ようするに

日本でいう仲値が決定される時間

のことです。仲値というのは、その日の基準レートを銀行が決めてしまうもので、日本では9時55分ごろになりますが、

このタイミングになると相場が大きく動くことになるんです!

といっても、ロンドン・フィキシングではレートの基準が決まるわけではありません。

決められるのは、金の価格

です。この金をはじめとする貴金属の取引は、ロンドン市場で大きな割合を占めているので、

ここで決まった金の価格はそのまま世界の標準にもなります。

さらに、金というのは米ドルで取引されることが多いので、それ自体が世界の為替相場に大きく影響をあたえるわけです!

ロンドン・フィキシングというのは、通貨だけではなく、株もふくめた世界中のマーケットがもっとも大きく動くタイミングにもなります。まさに、

世界中の経済のキーポイントとなる時刻

といえるわけですね! このように、ロンドン市場には世界中からトレーダーが参加するため、

相場の動きはもっとも読みにくく

なっています。テクニカル分析で出た予測とは、まったく逆方向になることも珍しくありません! もちろん、それだけリスクが大きいこともたしかですが、一方で大きな利益を狙うには、

ロンドン市場の時間帯というのはとても狙い目のタイミングでもあるんです!

現在のユーロは、イギリスのEU離脱問題などもあって、2年11ヶ月ぶりの円高水準となっています。欧州中央銀行の追加金融緩和なども予想されて、今後もしばらくこのトレンドは続く見込みです。これをチャンスに、ぜひみなさんもFX取引をはじめてみませんか!

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