便利な自動売買システムの落とし穴
時間が十分にとれないから、楽をして儲けたい、、、そんな本音を聞いてくれるのが
自動売買システム
なのですが実際にこの考え方で購入するとなかなかFXで成功することはできません。
FXでは自分が得をすれば、世界中のどこかの誰かが損をするという仕組みになっています。世界中に存在する多くの投資家たちの中には、FXで取引を成功させたいという思いが強く常に研究熱心な投資家もいれば、できることならラクをして一攫千金を狙いたいと考えている投資家など様々です。もちろん初心者やベテランに限らず、やはり
常に研究熱心な姿勢を持っている投資家の方が利益をあげ成功していくでしょう。
事前に損切りのタイミングを決めておく
まず、自動売買システムを利用するのであれば
「万が一相場が急変動した場合」
を考えておくべきです。許容を超えた範囲での相場激震、損失が膨らみ続けていった場合、
どのタイミングで自動から手動にするか
といったことを事前に考慮しておかないと後で後悔しても先にたたずということになってしまいます。
そこで大事なポイントが損切りです。
損切りについてはシステム任せにするのではなく、リスク管理の一環として自分で理解しておかなければなりません。自動売買プログラムはここまでリスク管理がしっかり行える準備があればこそ、取引に活かせる有効なシステムなのです。
決してラクするためのシステムではない
ということを頭に入れておきたいところですね。
自動売買プログラムはメンタル面の強化に利用する
シストレ=システムトレード
とは
売買の判断をあらかじめ設定されたルールによって実行し取引を進める仕組み
です。どうしてもメンタルの部分で投資に失敗しがちだなと感じるのであれば、自動売買してくれるシストレは非常に役に立つツールとなります。
人間はロボットのような機械とは違い、投資に失敗してしまう確率は多いのが実状です。それでも投資で成功して利益を得たいと考えます。ならば失敗を少なくすることはできないのでしょうか。
そこで大事なポイントになるのが、自身で売買のタイミング=ルールを決めておくことです。
損失のコントロールも然りです。「損切りするポイントはこの額」といったようにまず
絶対守るルールを決めておく
のです。あとはそのルールを忠実に守って取引を進行すれば損失が異常に大きくなるような失敗からは脱却できます。
しかし、あくまでも
決めたルールに従うということが大原則
です。人間は、実際に利益や損失を目の当たりにしてしまうと、都合よく言い訳をつけてルールを変えてしまうことがよくあります。これが投資の「失敗あるある」になってしまうわけです。
こういった人間特有のメンタル面の弱さを補完することができるのが、
自動売買システム
でもあります。決められたルールに沿ってプログラムが自動取引を行うことで、勝手な都合でルールが変更されるといったことはなくなります。
自動売買システムをどう使うか?
自動売買システムもピンキリで、2万円から4万円程度で使えるものもあればそれ以上に高額なシステムもあります。
最近では1000通貨という最小単位での取引ができるFX業者もたくさんありますので、これを1ドル約100円と換算すると、
10万円の投資金で取引が始められる
ということになります。自動売買システムにお金をかけて使えなかったりするとそれこそ何のリターンもありません。
逆にこの10万円分を自身の投資スタイルで取引することで利益を出すチャンスになります。
自動売買システムを取引の一ツールとして有効に使うのか、ただ単にシステム任せにしてラクして投資するために使うのか、使い方についての考えをしっかり持っておかないと、無駄な出費を増やしてしまうだけになるので注意が必要です。