トレール注文とは
トレール注文
とは、
為替レートの変動に合わせて、自動的に価格を変える注文
になります。
トレールは「trail」からきており、辿る、追うの意味をもっています。利用の仕方としては、
損切りによく用いられる注文方法
です。
このトレール注文は、現在の為替レートの値から投資家の任意の幅を取って設定をする必要があります。例えば逆指値として値幅を開けて設定しておき、その値にレートが変動し損失が出る場合には、
先に指定した値幅の価格になったら決済をして損切り
を行ってくれます。また、利益が出ている場合に決済は行われず、値幅を保って追いかけ続けます。
つまり、利益が出ている場合には、その為替レートから指定した幅だけずれた部分の値をずっと辿り続けて、
決済注文の価格を変え続けていく
のです。
これにより、損失の危険性を小さくしながら、利益を追いかけることができるのです。
トレール注文の使い方
変動する為替レートに合わせて、投資家が設定した値で
注文が追いかけていく。
為替レートが逆値に動き始めて、設定した値に達すると
決済注文を行う。
利益を確保し続けながら値動きを追い、
損失が出たらすぐに損切りが行われる。
為替レートに対して設定したトレール注文の幅が広い場合や、為替レートが一方向に推移し続ける場合は、決済はなかなか行われません。
もちろん、そのままトレール注文のままに任せても良いですし、万が一のことを考えて、自分の思う利益が出た時点などで、手動で決済注文を出す投資家も大勢います。
トレール注文は、
通貨を買う新規注文ばかりではなく、売りから入る新規注文でも、もちろん使うことができます。
そのばあいは、
値幅の設定が、買い注文から入る場合とは逆
になりますので、注意が必要です。