失敗しないFX会社の選び方
FXをスタートするにあたりFX会社を選びが大事な初めの一歩となりますが、何を参考にして選べば失敗のない選択ができるのでしょうか。せっかく始めるFXですから自分に適した業者で取引をしたいと思うのは誰もが同じです。 では、FX初心者でも失敗しないFX会社を選ぶためには何に注目し、何を優先に考えたらよいのでしょうか。
■投資額の設定を考える
第一に考えるべきは「投資額」です。
FXをスタートする際にはいくらくらいを元手の投資金とするかを決めることからです。
というのも、FX会社によって初期投資額が異なるからです。
実際にいくらからFX取引ができるのかという点ですが、FX会社によってはミニマム1万円以下といった少額からでも取引できるところもあります。初期投資額の最低限度は会社によって本当にまちまちです。それならばFX初心者にとって平均的かつ理想的な投資額はどれくらいなのでしょうか。
これに限っては「個人の自由」という回答になってしまいますが、
最低限元本割れになってしまっても自身の生活に支障をきたさない程度、
と考えておくのが基本でしょう。FXはあくまでも金融取引の一つですから、
リスクも考慮してまずは少額投資から経験を積むという形で始めてみることをお勧めします。
■トレードスタイルを決める
第二に自分の取引投資スタイルを決めることで、FX会社の選ぶポイントも絞れてきます。
投資の方法は個人によって違いますし様々なスタイルがありますが、大きく分けると
「短期」
と
「長期」
の2つに分かれます。
短期のトレードスタイルではスキャルピングのような一日に取引を複数回重ねていくような取引を指します。
一方、長期のトレードスタイルではスワップポイントを狙うスタイルで通貨ペアに生じる金利差を利用した取引のことを言います。
FX初心者の方はまずこの2つのトレードスタイルの違いを知っておくことが大切です。
一日あたりの取引回数が、この2つのトレードスタイルが大きく異なる点です。
短期トレードのスタイルを取りたいのであれば、
一日に複数回の取引
をして利益を積んでいくことになりますし、長期トレードのスタイルなら
1ヶ月から1年以上をの長いスパンで数回の取引
になります。
短期トレードであれば取引一回あたりにかかるコスト=スプレッドをできるだけ抑える必要があります。ですから
スプレッドがFX会社を選ぶ重要なポイントとなります。
取引回数が増えるほどスプレッドがかかりますので、多少スワップが悪くてもスプレッド重視にした方が良いですね。逆に長期トレードの場合は、スプレッドよりも
スワップポイントの高さに注目した方が良いでしょう。
■FX会社の健全状態はスワップでわかる
FX会社を選ぶポイントが絞れてきたところで、
FX会社自体の経営状態=健全かどうかを判断するポイントも見ておくべきです。
それが、
「スワップポイント」
です。それぞれのFX会社によって提供されるスワップポイントは異なります。
スワップレートが高めの会社は、その通貨ペア取引に強いということです。
高いスワップレートを提供している通貨ペアとそのFX会社における顧客との関係性から見られるのが以下のような構図です。
・FX会社が一押しする通貨ペア(得意分野) → 顧客に取引してほしい(顧客増加を望む) → 高いスワップレートの提供 → 顧客が増加する
・FX会社がお勧めしない通貨ペア(不得意) → 顧客には取引してほしくない → 良くないスワップレートの提供 → 顧客が減少する
一概にスワップポイントで会社のすべてがわかるというわけではありませんが、健全状態を知る一つの判断基準となることは確かですのでチェックしておくべき項目です。