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マージンコールとロスカットの意義

投資の話で、マージンコールを体験したという話を聞いたことがあるかもしれません。 実はこれはかなり危険な状況の話になります。

マージンコールとはなんなのか

FXの取引業者が行う、マージンコールという言葉をご存知でしょうか。 効かずに済ませられれば、それに越したことはない単語になります。 アメリカ映画で「マージン・コール」という映画がありますが、これはリーマンショックで倒産をした投資銀行リーマンブラザーズをモデルにした内容でした。

マージンコールとは、取引業者から顧客である投資家に対して行われる、一種の危険信号

と受け取ってもらえればいいと思います。 FXは取引業者に証拠金を預けますが、その証拠金に対する保有している通貨の価値が一定割合になると、マージンコールが取引業者から顧客へと出されます。

例えば、取引口座に証拠金として10万円が入っているとします。1ドル100円のドルを100万円分、1万ドルを買ったとしましょう。 その後、為替レートが95円に下がりました。持っている通貨の評価損益が95万円になり、含み損が5万円出てしまい、取引業者からマージンコールが出されるのです。 なお、マージンコールのかかる証拠金と含み損の割合は業者によって様々です。 先の例を取ると、

証拠金が10万円で含み損が5万円だったので、5割でマージンコール

が出ていました。 少ない投資金で大きな取り引きを行えるレバレッジを使った時は注意が必要です。 実際に投資取引を行う場合の投資金は、口座の額の半分程度が良いでしょう。

ロスカットとはなんなのか

それ以上に含み損が進んでしまった場合は、ロスカットが発生します。

先の例で言えば、95円に下がった為替レートがさらに下がっていき、80円になってしまった場合は、含み損が15万円になってしまい、

証拠金の額を超えてしまいます。

つまり、FXでの投資取引では、為替レートの変動によっては、大きな損失を負うこともあるのです。ケースによっては、投資したお金も預けていた証拠金もすべて失った上に、追加の証拠金を支払わなくてはならない事態に陥ることもあります。

FXは、リスクの高い投資取引でもあるという事を、強く認識しておく必要があります。

もちろん、取引業者も顧客を守らなくては、自分たちの損失を招きます。そこで、顧客の証拠金が元本割れにならないようセーフティーネットを仕掛けており、それが

ロスカット、つまり強制決済

になるのです。 多くの業者は、証拠金に対する含み損の割合が10割に達した場合、ロスカットにより、

強制的にその顧客の持っている通貨を決済して損失を確定させます。

このロスカットは、緊急事態の対処になりますので、基本的には事前通告がされず、結果として顧客は突然に損失を被ってしまう形になります。 どんなに為替レートに期待感があったとしても、取引業者はそれ以上の顧客の損失を防ぐために、この強制決済を行います。また、

基本的には証拠金の全額で損失が補填される形

になりますが、レートの急激な変動などの場合には、

損失額が証拠金の額を上回ることもあります。

このロスカットを受けてしまうと、一度に大きな資金を失うことになります。


特にFXをはじめて間もない投資家にとっては、取り引きのやり方もわからないうちに受けてしまう痛手になるために、FX取引から手を引く人たちも多いのです。もしロスカットやマージンコールを受けたとしたら、すぐに投資しているスタイルを見直すことをお勧めします。 一見して、ひどい仕組みにも思えますが、どちらとも、

発生し得るであろう甚大な損失を抑えるための仕組み

です。このおかげで、多くの顧客が破産をせずに済んでいるのです。

追証とはなんなのか

もし、マージンコールにせよロスカットにせよ、これらのセーフティーネットが無ければどうなるでしょうか。

先の例をそのまま出すと、証拠金を10万円で預け、1ドル100円で1万ドル分を100万円で買っていました。そのドルが80円にまで下がり含み損が証拠金を超えたためにロスカットになり、決済の結果

20万円の損失

が出てしまうのです。 もちろん、預けている証拠金は10万円ですので、

差し引きの10万円はFX取引業者への借金

という事になり、追証、つまり追加証拠金という形になって、顧客へと請求されるのです。先にも述べたとおり、ロスカットも、マージンコールも顧客を守る仕組みであると同時に、取引業者を守る仕組みでもあります。こうなってしまわないためにも、利益の獲得よりも先に損失、つまりリスクコントロールを念頭に置いた投資取引を心がけましょう。

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