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欧州地域のユーロについて

ユーロという通貨の名前を聞いたことがあると思います。この通貨はヨーロッパ地方の諸外国が共同で利用している通貨になります。その流通量は世界第2位であり、FXでの売買比率も米ドルに次いで大きなシェアを取っています。

ユーロの遍歴

ユーロは、欧州連合である

EUの統一通貨

として1999年に生まれました。2016年現在で25の国がユーロを使用しています。 EU自体には現在28ヶ国が加盟をしていますが、この中でユーロを使用している国は19ヶ国であり、自国通貨としてポンドを使用しているイギリスのように、ユーロを使用していない国もあります。

FX銘柄としてのユーロ

ユーロという通貨をFX取引における銘柄として考えると、いくらかのリスクが見て取ることが出来ます。まず、

28ヶ国の公式通貨であるために、安定性に欠ける

という点が挙げられます。一つの国の単一通貨ではないので、為替レートの変動の要因になっている

経済指標などの発表が複数国によって発せられるため

です。 ユーロそのものを取りまとめている機関として欧州中央銀行(ECB)が存在し、

その政策金利や総裁による経済発言など

もあり、為替レート変動の大きな要因になっています。しかし、ユーロを使用している国の中でも、ドイツやフランスなどの

政治状況や政府要人の発表など

も、その為替レートに大きな影響をもたらすのです。

例えば、ユーロでも有数の経済国であるドイツやフランスにおいて、経済的なトラブルや政治的な事件が起これば、その他のユーロを通貨にする国の経済が安定していたとしても、ユーロ全体の為替レートとしては大きく乱れることは必至です。このことから、

ユーロを銘柄として扱う場合には、ユーロ諸国の全般の情報が必要になるでしょう。

余談ですが、ユーロ加盟国のGDPのほどんどが、

ドイツ、フランス、イタリア、スペイン

で占められています。ですので、

ユーロを知るためには欧州中央銀行の動向と、

これら4ヶ国の経済と政治の動向を確認してみるのが良いと思われます。

ユーロで投資を考える

世界規模でFXを考えた場合、通貨ペアの組み合わせで多いのは

ドルとユーロ

のペアになります。取引量も多いために、投機的な買い占めなどにも強いでしょう。また、

ユーロと円

の通貨ペアも取り引きとしては悪くありません。特に金利差でスワップポイントを狙っていくのであれば、ドルとユーロよりも金利差が開くため、円とユーロの方が有利です。

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