まずはFXの基本知識を学ぶ
FXの基本知識 その1:FXの「買い」と「売り」
FX(外国為替証拠金取引)は、異なる2通貨の売買を行う金融商品のこと。
取引対象として選んだ2通貨(通貨ペア)に生じる
「為替差益」
を狙い、
上昇が見込める通貨を「買い」・下落が予想される通貨を「売る」
というのが、その取引の基本となります。
つまり、(相場状況を見ながら)通貨を
「安く買って高く売る」
または
「高く売って安く買い戻す」
ことによって利益の獲得を目指すわけです。
こうした取引の仕組みは「外貨預金」と似ていますが、“通貨を買う”という一方通行の取引しかできない外貨預金に対し、
FXは「買い」と「売り」のどちらからでも自由に取引を始めることが可能!
FXには、外貨預金に比べ、相場状況に合わせてより
臨機応変に取引しやすい
という特徴があるのです。
FXの基本知識 その2:「ロング」と「ショート」
「買い」と「売り」の両方から自由に取引ができるFX。
FXでは、買い注文をだすことを
「買いポジションをたてる・持つ」
と言い、売り注文をだすことを
「売りポジションをたてる・持つ」
と言います。
なお、FXでは…
買いポジションを
「ロング」
売りポジションを
「ショート」
と表現することもあるので覚えておくといいでしょう。
ドル円を例にとると…、ドル買いは“ドル円でロングする”とも表現できるわけです。
FXの基本知識 その3:「買い」からはいる
FXでは、相場の状況に合わせて「買い」と「売り」のどちらからでも取引をはじめることが可能。「買い」から取引をスタートすることは、よく
「買いからはいる」
と表現されます。
「買いからはいる」べきタイミングは
“将来的に値上がりが期待できる通貨”
を見つけたとき。安い時点で買い、値上がりしたところで売って利益を得るわけです。
FXの基本知識 その4:「売り」からはいる
一方、「買い」ではなく
「売り」から取引をはじめるのは下げ相場が予想されるとき。
ある通貨が値下がりすると判断したときには、まずその通貨を“売り”、のちに価格が下がったところで買い戻すことにより差額を稼ぐわけです。
上げ相場では「買い」から、下げ相場では「売り」から…
と覚えておきましょう。
さいごに
効果的にFX取引を行うためには、
相場の傾向を読み解くチカラが必要不可欠
です。
相場に合わせて臨機応変に「売り」・「買い」ができるというFXのメリットは、この先相場が「上昇するか」・「下落するか」を見極めるチカラがあって初めて活きてくるもの。
相場傾向の読み間違い(買いから取引を始めたら相場が下落した…、売りから取引を開始したら相場が上昇した…といったこと)を繰返していると、アッという間に投資資金は尽きてしまうでしょう。
FX取引は、
相場の流れに注目し(短期トレンドと長期トレンドの両方に目を向け)、
今後を慎重に予想しながら進めていくようにして下さい。