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2wayプライスとは?

FXの取引システムの画面で「100.00-100.05」というように、2種類の数値が表示されていること

「2wayプライス」

と言います。 これは

通貨の売値と買値

を表しており、この場合は先の100円00銭が売値で、後の100円05銭が買値を表しています。 2wayプライスのよる売値と買値の表示は、一目でどちらの値段もわかるために非常に利便性が高く、なおかつFX取引業者の透明性も確保できるシステムなのです。

なぜ2wayプライス表示なのか

FXは為替レートで取り引きをしますが、厳密に言うと

「為替相場の値動きに連動したFX取引業者の提示する値動き」

を元に取引が行われています。ですので、売値と買値の両方を提示することで、取引業者の価格操作を抑止しているのです。 2wayプライスの表示は

「BID」という売り表示と、

「ASK」という買い表示

がなされています。この二つが出ている状態で、業者が数値を一方的に操作すると、買値と売値の幅であるスプレッドの差が広がってしまい、不自然な状態になるのです。

株取引などでは、証券取引所で価格が決定され、同じタイミングであればどの証券会社で買っても価格は変わらないのが当たり前なのですが、FXでは同じタイミングであっても、取引相手にするFX業者によってその価格が違います。このスプレッドに取引業者の儲け部分があるので、極端にこれを大きく取ればFX業者は大きく儲けることが出来ます。 しかし、2wayプライスで表示が行われることで、

顧客はスプレッドの幅を実際に視覚すること

ができ、例えば

極端に大きなスプレッドを見た場合には、

取引業者によって何らかの操作が行われている可能性を知ることが出来るのです。


つまり、この2wayプライスは、顧客は取引業者の透明性と安心を得られ、取引業者は顧客からの信頼を得られるため、双方にとって大変に有益な仕組みなのです。 また、取引業者の操作以外にも、

市場での通貨取引量が極端に少ない場合や、

相場が非常に荒れている場合

などは、本来の為替レートのスプレッドが幅を広げることもあります。こういった場合でも、もちろん、2wayプライスの売値と買値に大きな幅ができますので、顧客の投資の判断材料にもなります。 表示に慣れないうちは、売値と買値を取り違えたり、見間違えたりすることもあるかもしれませんが、慣れれば現在の為替レートの動きなども理解できるようになるでしょう。

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