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投資と投機はどこが違うのか

投資

という言葉と、

投機

という言葉。どちらもFXをしているとよく聞きく言葉です。言葉に響きや文字こそ似ていますが、実はこの2つは違うものなのです。

「投資」と「投機」のそれぞれ

投資と投機を簡潔に説明するならばこうなります。

投資……将来に利益を得るために、資金を投じること。

投機……持っている資金を、機会を見つけて売買し利益を得る事。


つまり投資は、モノの成長を見込んで資金を投じ、

中期、長期的な視野で利益を考える事

であり、投機はチャンスであれば

その場で売買を利益を得る事

になります。英語では全く別の単語で、投資はInvestment、投機はSpeculationとなり、その意味も違っています。

FXであっても株取引であっても、相場を扱う取引の世界には、投資と投機の2種が混在しているのが常です。 集中的な買い占め行為や、大量のカラ売りなどを行い自分たちの顧客の利益を確保しようとするヘッジファンドの取引は、投機の代表例と言っていいでしょう。

100年で100倍になる投資

投資は、今あるモノに資金を投入して、将来的にその見返りを得るものです。 基本的には、中期、長期間のスタンスでの収益を考えていきながら、自らの資金を投じていくことになります。

「一時的な相場や市場の動向を見て、自分の都合や、利益のみを求めて売買をするのではなく、

 投資したモノの成長とともに利益が大きくなり、それを受け取る」


というのが、投資の原理で理想の形とされています。

100年で100倍に膨れ上がった市場があります。これはアメリカのニューヨーク市場の話ですが、

その平均株価は100年間で100倍に成長している

のだそうです。 もちろん、その100年の間には、未曽有の不景気や相場の乱れもありました。 しかし、こうした長いスタンスで見れば、投資家たちはアメリカ経済の発展とともに確実に利益を得ているのです。これはまさに、投資というものの醍醐味でしょう。

「株券ではなくビジネスを買う」の真理

世界で最も成功したとされる投資家の一人に、ウォーレン・バフェットという人がいます。彼は

「投資は株券を買うのではない。ビジネスを買うのだ」

と言っています。 これは、投資の本質を突いた言葉だと思います。 もちろん、バフェットさんはこの言葉を実践し、世界の有数な大富豪になりました。 目の前の利益を追いかけて一攫千金を求めた投資家が、相次ぐ不況の波に沈んでいく中で、バフェットさんだけが勝ち残っていられるその理由は、

投機ではなく、投資をすることを決してやめなかったからでしょう。

投機とはチャンスに賭けること

バフェットさんが実践している投資に対して、投機とは機に、つまりチャンス、

機会を見つけて売買をして儲けていく

という事を目的としています。 長期的に利益を求めていくのではなく、目の前の一瞬の機会を利益に変えるのです。 このために、

チャンスを逃さぬように、相場の動きを確認して分析し、情報を密にして鮮度を保つという事

が、投機には欠かせないのです。

経済動向の把握や、過去の相場を示したチャートを読み解くなどの技術要素

も不可欠です。 近年では、高速化した情報処理と、広がっていくネット網を利用し、コンピュータープログラムが自動的に売買を行うシステムトレードを用いる投機筋もいます。

ゼロサムゲームとは

投資の場合には、成長が利益を生み出しますが、投機の場合には、成長よりも短期的な、相場の値動きなどが利益になりますので、それぞれの思惑が絡んだ売買が行われます。 また、FXのように、

信用取引で投資金額の何十倍、何百倍もの取引を行う

のも、投機の特徴の一つになります。 当然、取り引きの規模も大きくなるため、

一瞬で損失をつかんでしまうリスク

もありますが、そのリスクがそのまま裏返り、

一瞬で一攫千金という事

も起こります。 つまり、利益と損失のみが行き交い、マネーゲームによってやり取りがされるのです。 また、投資では例えば企業などが成長してその利益を還元するという事が起こりえますので、みんなが儲かる、という事が起こりますが、投機の世界ではこれは成り立ちません。

勝つか、負けるか、利益か、損失かの二者択一

しかそこには存在しないのです。 売り手と買い手の損益が常にゼロになる事から

「ゼロサムゲーム」

と呼ばれたりもします。

FXは投資なのか、投機なのか

外国為替市場においては、投機が相場の中心になっていると言っていいでしょう。 元来は、国家間の貿易の決済手段として形を成した外国為替市場ですが、今ではすっかり投機による通貨流通が増え、

全世界の取引量の9割が投機目的

と言われています。 個人投資家によるFX取引も、言葉上では投資と言われていますが、

やっている事そのものは投機

であることは、お分かりの事と思います。

現在の外国為替市場は、投機筋の思惑によってその動きを捕えられており、それにより、世界中の実際の経済に大きな影響を及ぼすまでになっています。 これが、カジノ資本主義、だと世界経済が揶揄される原因なのです。

しかし、わずかながら外国為替市場にも投資は存在しています。 例えば、生命保険会社の機関投資家が、分散投資の一つとして、海外債券や株式を持つために、

外貨を購入する場合

が投資にあたります。 個人投資家でも、

高金利の外貨を買って長期にわたり貯金

をしたり、

新興国の成長に期待して通貨を買ったりしておくこと

も、投資という事が出来ます。 「投資」「投機」は似ているけれども全く違う言葉です。それぞれの意味を正しく理化した上で、自身に合ったトレードスタイルを模索していくのがよいでしょう。

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